自分の気質を少しでも理解したくて、HSP関連の本を読み漁って分かってきたことがあります。
それは、「無意識を意識すること」がHSPさんにとっては大事だということです。
その無意識は多岐に渡ります。
ここにいると何だか心地が悪い
いつも決まった悪夢を見る
この服を着るとテンションが下がる
この部屋では眠れない
この人達といるとなんだかテンションが下がる
ひとつひとつは取るに足らないことであっても、
その無意識をちゃんと意識して、ときには言語化することで、
自分自身の取扱説明書が出来上がります。
たとえば、私の場合はモノが多い環境にいると焦りやイライラが増して、
心地が悪いことに気が付きました。
それは、職場であっても、自宅であってもです。
モノがごちゃごちゃしていると、情報量が多くなりすぎて、
職場であれば、「こんなに仕事が残っている」とか「今忘れている仕事なかったっけ?」とか
余計な不安が無意識の内に生まれていることに気が付きました。
自宅であれば、「早く片付けないと」とか「ゴチャゴチャした空間に押しつぶされそう」とか
視覚的に追い立てられるような感覚が湧いていました。

その「無意識」に気付いてからは、引越し先でも最初からあまりモノをそろえずに、
暮らしながら必要だと思ったタイミングでそろえるようにしたり、
洋服はハンガーの数を決めてそれ以上増やさないという工夫をしました。
家でリラックスできないときは、周りの環境を観察し、
モノがゴチャゴチャ置いてあるところだけでも片付けることで、
自分の心地よさをキープできるようになりました。
他にも、人がテンション高く話している(特に声が大きい人、高い人)空間が疲れてしまうことに気付いたので、
職場でなんとなく疲れてきたら、
おしゃべり好きな同僚とは少し離れて座ったり、一旦お手洗いに行くなど、
不快な環境から一度離れて、自分を休ませてあげるようにしています。

必ずしもいつも自分が快適な環境にいられるとは限りません。
でも、自分が何が快適で何が不快なのかが分からなければ、
「なんとなく疲れる」「なんとなくイライラする」を繰り返して、
自分を酷使してしまいます。
ただえさえ、HSPさんは感覚が繊細で疲れやすい気質です。
少しでも自分の理解を深め、この鈍感な世界を生き抜くために、
無意識をちゃんと意識して、自分を正しく取り扱う術を見につけていけたらいいなと思います。
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